圭「…皆来て」
圭が会室を出て歩き出す。
さ「圭!」
私は会室の貴久先輩と要を見た後、圭の後をついて行く。
私に続き愛、それから累ちゃんも会室を出て、唯ちゃんがドアを閉めた。
さ「圭…圭ってば!」
準備室に入って行く圭を見て、私達も続く。
圭「ドアちゃんと閉めた?」
唯「あっ、はい」
圭は更に、窓が閉まっている事も自分で確認してから、壁に寄り掛かった。
愛「圭ちゃん…圭ちゃんは貴之さんって人を知ってるの?」
愛が圭の近くに行き、そう尋ねた。
さ「みちる先輩がね…英士先輩に抱きしめられてた事から始まったの」
累「えっ?」
みちる先輩とは約束したけど…事態が悪化してる。
だからみちる先輩に怒られたとしても、生徒会のメンバーの皆には状況を説明しなきゃと思った。
さ「みちる先輩泣いてた。でもそれを、美夏先輩が見ちゃって…その後にね。貴久先輩を見たみちる先輩が…貴之って言ったの」
圭「そっか…」
累ちゃんと唯ちゃんは、黙ってパイプ椅子に座る。
私と愛は立ったまま、話しを進めた。
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- 2009/07/20(月) 22:41:31|
- 恋は雨とともに 第101話~第102話 第101話|
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