英「渚…。みちるは」
み「英士!」
何かを知っていそうな英士先輩が話そうとしたのを、みちる先輩が遮る。
み「貴久は会長だからだ。渚…お前には関係無い」
みちる先輩は渚先輩に、吐き捨てる様に言った。
その言葉を聞いて、渚先輩の怒りは当然増した。
渚「あっっそう!!なら勝手に辞めればぁ!?やる気ない人にいられても邪魔だし」
要「渚!言いすぎだ」
壁により掛かってそう言った要を見て、渚先輩は表情を変えた。
渚「…もしかして要。あんたも知ってたわけ?」
累ちゃんや唯ちゃんを始め、皆がオロオロとしている中要だけが冷静な様に私には見えた。
要「いや。辞めたいのは知らなかったよ」
渚「辞めたいの…は?じゃあ何なら知ってるのさ」
要が言ったのは、きっと貴之さんの事だろう。要が貴久先輩を見る。
英「…渚。元はと言えば俺が悪いんだ」
渚「英士…どういう事?」
英「俺が」
み「悪いのは私だ!英士は悪くない!」
みちる先輩は珍しく大声を出す。英士先輩も驚いたのか、下を向いて黙ってしまった。
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- 2009/07/20(月) 22:40:29|
- 恋は雨とともに 第101話~第102話 第101話|
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