貴之さん…貴久先輩の亡くなった双子の弟。
貴「みちるは…貴之の名前を何で知ってるの?」
み「…私は」
圭「ちわっ!」
圭が元気に挨拶して入って来た…けど、この空気を感じ愛と私の少し前で止まり、後ずさりをして私の隣まで来た。
圭「…なに?」
そう聞かれても、私も何て説明したら良いか分からず、愛を見る。
私に見られた愛も、圭を見て困り果てた。
こんなうちらの事もお構いなしに、先輩達の話は進む。
要「みちる。言えよ…貴之を何で知ってる」
圭「貴之!?」
さっきの私の様に、圭も大きな声を出す。
その後すぐにハッとして口を手で抑え、私にヒソヒソと耳打ちして来る。
圭「貴之さんの事…何で話題になってんの?」
さ「って…圭知ってるの?」
圭「知ってるも何も」
み「もうほっといてくれ!!」
みちる先輩が走り出して、私と愛と圭を押し退けて会室から出て行った。
英「みちる!待って!!」
英士先輩も、みちる先輩を追って会室を出て行く。
貴「…」
要「…」
会室に残った要と貴久先輩は、無言のまま。
部屋の奥にいた累ちゃんと唯ちゃんは、自分達だけでは心細いのか、いたたまれなかいのか…こそこそと歩いて私達の後ろまで来る。
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- 2009/07/20(月) 22:41:16|
- 恋は雨とともに 第101話~第102話 第101話|
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