衛「お前ん家、成績そんなうるせーの?」
遠藤が見下ろしたまま私に聞く。
だから私は、力一杯答えた。
さ「うるさくないかうるさいかで言ったら…
そりゃあもうものすんっごく五月蝿いの!!」
衛「…そう…なんだ」
遠藤に掴みかかり、私は詰め寄りながら訴える。
さ「だからね!5位以内じゃなきゃ…じゃなきゃ呼び出しなのぉぉ…」
碧「さくら…大丈夫だよ。さくらは4位だったから」
さ「ほんとっ!?」
今度は設楽の腕を掴み、詰め寄った。
碧「う…うん」
幸「本当だよ。だから落ち着いて」
衛「つまんねーの」
遠藤をバシッと叩いた後、私は教卓にへばり付いた。
さ「良かった…」
衛「何書いたか覚えて無いのに4位だなんて、お前マジで嫌味だな」
本当に覚えて無かったんだもん。
問題を解こうとすると、頭に不和來斗や先輩達の事が出てきて…
愛「さくらちゃん、やっぱり凄いねぇ」
さ「あ、愛。これから終業式だね…大丈夫?」
教卓に上半身ごとへばり付いてた私は顔を上げる。
声をかけてくれた愛は、私の方を見ながら教室を出る途中だった。
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- 2009/07/20(月) 22:43:03|
- 恋は雨とともに 第101話~第102話 第102話|
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