英「要…みちるが困って」
要「俺はみちるに聞いてるんだ」
みちる先輩の腕を掴んでいる要の腕を、英士先輩が触る。
でも、要はみちる先輩の手を離さない。
み「…別に理由なんて…無い」
要「お前…もしかして」
要の発言に、みちる先輩は顔をあげた。
要「貴久が…貴之に見えるのか?」
み「っ!!!」
パンッ!!
さ「要!」
みちる先輩が、掴まれていない手で要を叩いた。
思わず叫んでしまった私だけど、要の耳には届いていないみたい。
みちる先輩を睨みつけて笑った。
要「はっ。図星かよ」
英「要!!」
英士先輩が要の腕を払い、要とみちる先輩の間に入る。
英「貴久は貴久で、貴之は貴之だろ?」
要「だけどみちるは貴久を見ようとしない。それって」
貴「俺を見ると…貴之に見えるから…?」
愛「貴之…?」
隣にいる愛がそう小さな声で呟くのが聞こえた。
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- 2009/07/20(月) 22:40:59|
- 恋は雨とともに 第101話~第102話 第101話|
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