み「私生徒会辞める」
さ「ぇえっ!?…っあ。」
2人からしたら空気だった私が、いきなり大きな声をあげたもんだから驚いて私を見る。
さ「ごめんなさいっ…あの、出て行くタイミングを逃しまして…」
私は慌てて頭を下げる。そんな私を見てなのか、貴久先輩がため息を付いたのが頭を下げたままでも分かった。
貴「…謝らないで良いよ。さくらちゃんにも知る権利はあるから」
知る…権利?
貴久先輩を見ると、ニコッと笑って私に言った。
貴「貴之は、俺の双子の弟の名前」
さ「双子!?貴久先輩…双子だったんですか」
貴「うん。さくらちゃんの言葉通り、双子だったんだ」
さ「え?」
…どういう意味?
その私の疑問を、貴久先輩はすぐに解決してくれた。
でもそれは…
悲しい現実だった。
貴「貴之は、3年前に亡くなったから」
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- 2009/07/20(月) 22:37:15|
- 恋は雨とともに 第91話~第100話 第100話|
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