椿「要とお幸せに」
さ「椿さんも、お身体お気をつけて」
私はペコッと頭を下げ、要が待つ門へと歩き出した。
さ「あ」
私はくるりと振り向く。椿さんは首を傾げる。
椿「?」
さ「多分ですけど…」
要「遅かったな」
さ「お待たせ」
私は門まで小走りでやってきた。
要「椿と何話した?」
さ「秘密」
要「あっそ」
椿さんのあったかい気持ちを言ったら、要が椿さんの気持ちに気付いちゃうかもだし。
それに、私が椿さんに最後に言った言葉。要に言うときっと怒るから内緒。
時は、高見沢さんの事を好きなんだと思う。
だから彼女の行動を止められなかった。
執事だからとかじゃなくて、愛があったから…
少しでも力になりたかったんじゃないのかな。
だから、時に関しては頭ごなしに怒らないであげて下さいってお願いしたんだ。
椿さんは複雑な顔をしてたけど…
さ「やっと終わったんだね」
要の腕にしがみついて、要を見る。
要「俺の家にも行くぞ」
さ「はい?」
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- 2009/07/20(月) 21:54:22|
- 恋は雨とともに 第81話~第90話 第90話|
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