さ「タオル、タオル♪…あった」
タオルないと汗垂れ流しだもんね。
私はタオルを持って、教室を出ようとドアを開けた。
???「…久しぶり」
ドアを開けたら、そこには私を見てニヤリと笑う人が立っていた。
さ「さ…いと…先輩…」
陽「覚えててくれたんだぁ。ちょっと付き合ってよ」
虐めから始まり、最近のあのお兄さんの事まで、私の頭に一気に蘇り身体が硬直してしまった。
陽「クスッ。行こう?」
斎藤先輩に連れていかれた先は、また化学室。
陽「約束覚えてる?」
さ「……見せたい物…ですか?」
陽「そ。これなんだけどね」
そう言って、斎藤先輩はビデオカメラを出して、再生した。
そこに写っているのは、女の人とと男の人がSEXしているシーン。
そう認識した途端、恥ずかしさが襲い目を反らす。
陽「その反応…要とはまだなんだぁ」
さ「……」
陽「これ、誰だかわかる?私とぉ、か・な・め」
さ「…」
陽「クスクスッ。ショックで声も出ない?」
要〔陽子…陽子…‥〕
陽〔要ぇ…あっ…要…〕
ビデオから流れてくる声はまさしく要のだった。
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- 2009/07/20(月) 17:20:18|
- 恋は雨とともに 第51話~第60話 第60話|
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