幸「さて…俺は実家に帰るけど、さくらはずっと寮?」
さ「うん。たまには遊びに寮来てね」
幸「おう。じゃあなー」
さ「ちゃんと宿題やんなよー」
そう言って、私は幸介も見送った。
あっという間に教室には誰もいなくなる。
さ「ふぅ。日誌も書いたし…あ。」
日誌を職員室にいる松本先生に渡そうと、職員室に向かおうとした時、黒板が汚い事に気が付いた。
1ヶ月半も汚いままなのも可哀相だし、持った日誌としょった鞄を教卓に置き、黒板消しで黒板を綺麗にする。
パンパンッ
さ「けほっ」
ベランダに出て、黒板消しをもう1つの黒板消しで叩く。
パンパンッ
叩きながら、私は先輩達の事を考えていた。
さ「まさか合宿もボイコット…とか?」
パンパンッ
さ「まさか…ねぇ」
最悪な事態を考えたら、頭が痛くなってきた。
さ「はぁ…」
空を見ると、夏休みという言葉にぴったりの天気だった。
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- 2009/07/20(月) 22:44:11|
- 恋は雨とともに 第101話~第102話 第102話|
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