要「お前ら、俺をシカトして話し込んでんじゃねえよ」
そうすごむ要の左頬には、くっきりと私の手形が残ってる。
渚「きゃはは!!手形~。まぢウケる!」
要「うるせぇよ」
み「つーか要。会議中なんじゃないの?」
はっ!!!
さ「そうだ会議!要戻るよ!!!」
今度は私が要の手を掴んで引っ張り準備室を出た。
渚「なんだなんだ~?」
愛「彼女は東堂さくらちゃん。今年、女子寮の副寮長になったんです」
み「あぁ、副寮長って毎年2年だもんな」
渚「しっかし。要が女連れ込むの久々に見たー。半年ぶり?」
み「確かに。東堂さくらが本命か…」
愛「渚先輩、みちる先輩。私達も次の仕事に行きましょう」
愛は資料棚から資料をとる。
渚「っしょ。」
渚とみちるはパイプイスをたたみ、4つずつ持つ。
愛「あっ!私がパイプイス持ちますっ」
渚「愛はか弱いからね~」
み「愛は貧弱だからね~」
愛「でも」
渚・み「「愛は資料!」」
と言いながら準備室を先に出る渚とみちる。
愛は、2人の優しさが嬉しくて、また頬を赤く染める。
愛「ありがとうございます」
そう言って、準備室のドアを閉めた。
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- 2009/07/19(日) 15:22:26|
- 恋は雨とともに 第1話~第10話 第4話 |
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