要も私も体がビクッとしたのがわかる。
そのまま要が、ドアを見て深いため息をついた。
つられてドアを見ると3人の女子が立っていた。
???「あちゃ!悪い要!」
???「だからここに女連れ込むなっつの貴久も要も!!」
???「きゃあっ!何してるんですか先輩ぃ」
―…はっ!!
3人のおかげで我にかえった…
さ「こんっのド変態ぃー!!」
私は左手ではだけたブラウスを掴んで胸を隠し、右手で思いっきりビンタした。
避けられると思ったら、要の注意は入ってきた3人に向けられていたため、気持ちいい程に命中した。
バチーン…!
さ「はぁっ…はぁっ‥」
シーンと静まりかえった準備室。
沈黙を破ったのは、1番目に入ってきた金髪ゆるふわ巻きのギャルだった。
???「きゃはは!超うける要がビンタされたよ!!あんた良いねぇ、気にいったよー」
さ「はぁ」
この人達が誰なのかもわからにゃい…
なんて気持ちが顔に出たのか、2番目に入ってきた黒髪ストレートの人がギャルに言った。
???「あんたが誰か言わないと」
言われたギャルは「そっか」と呟き、私のブラウスのボタンをとめながら自己紹介を始めた。
PR
- 2009/07/19(日) 15:19:52|
- 恋は雨とともに 第1話~第10話 第4話 |
-
トラックバック(-) |
-
コメント(-)