渚「來斗パパは、息子の問題児っぷりをどうにかしたいみたいよ。だから、強制で生徒会に入れたみたい」
さ「じゃあ本人はやる気なんて無いんですね…」
だから先輩達にまであんな態度なんだ。
要「毎回振り回される俺らの…さくら。今日リボン違うのか」
さ「あっ…」
いきなりリボンの話にしないで…
さ「うっうん。渚先輩に貰ったの」
要「渚に?」
渚「うん。似合うでしょ?」
要は不思議そうにリボンを見たけど、これ以上突っ込まなかった。
多分要は、今本当に不和來斗の事で参ってるんだ…。
さ「じゃあ私はこれで…」
リボンの話題にこれ以上触れられたくないし、今この状況に、私が生徒会室にはいたら駄目だと感じたから、会室のドアに向かう。
渚「あ、水着は絶対持ってきてね」
さ「水着?」
渚「ずぅえったいだよ?」
渚先輩が私に顔を近付ける。
目が…怖い。
渚「水着。お返事は?」
さ「は…はい」
まだ1ヶ月以上あるのに…水着を、水着だけをこんなに押されるなんて。
さ「リボンありがとうございました。要、お仕事頑張ってね」
渚先輩にお礼と、要に声をかけてドアを開ける。
要「ああ。悪いな、嫌な思いさせて」
私は首を振って、会室を出た。
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- 2009/07/20(月) 22:22:57|
- 恋は雨とともに 第91話~第100話 第96話|
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