要が高見沢さんを睨む。
睨まれた高見沢さんは2歩程後退りをして、笑う。
菫「フンッ。ぶざけた事言わないで…冗談じゃ」
椿「……菫、ここに座りなさい」
紅茶を飲みながら、椿さんは落ち着いた口調で高見沢さんにそう言う。
菫「………」
返事は無かったものの、高見沢さんは素直に椿さんの隣に座る。
高見沢さん…椿さんには逆らえないのかな…。
要「まず椿。これから話す事で、気分や体調が悪くなったらすぐに言ってくれ」
椿「ありがとう。でも今日は凄く気分が良いの。だから…菫が何をしたのか、聞きたいわ」
菫「何もしてない…」
震えながら、高見沢さんがそう言ったのを聞いて、要が怒った。
要「俺とさくらを別れさせるために、ずっとさくらを監視して…
男とさくらを閉じ込めたり…トキって男を使ってさくらを拉致して、無理矢理さくらを傷付け様とした…」
菫「だから!それは要が姉さんっていう許嫁がいるのに…そんな女を彼女にしたから!!」
椿「……そういう事…」
さ「……?」
椿さんが立ち上がり、庭の噴水が見える窓際に立つ。
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- 2009/07/20(月) 21:51:54|
- 恋は雨とともに 第81話~第90話 第90話|
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