気を失ったさくらを保健室に連れてきた俺。
さくらの手…震えてたな。なのに強がって嘘なんかつきやがって。
貴「要、さくらちゃん大丈夫?」
貴久が保健室に入ってきた。
貴「登校してきたら、渚の頭がストレートでびっくりしたよ。」
要「…渚の命のお洒落を捨ててまで朝早く来てくれた。感謝だな」
貴「…要…お前は大丈夫か?」
貴久が椅子に座りながら聞いてきた。
貴「あのさ。俺も…誰か新たな陰がいるって考えた方が良いと思う。さくらちゃんを拉致ろうとした奴、要と設楽君の名前は知ってたでしょ?
その設楽君とさくらちゃんを閉じ込めて、要は噂が流れた。陽子が転校してからの事だし…」
確かに…
《要と設楽の事知ってた》
《幸介を見て、
『要君でも碧君でもないみたいだし』
って言ったんだ。
私の事も知ってたし…》
ってさくら言ってたな。
拉致未遂、閉じ込め…それにいきなり流れ出した俺の噂。
全て誰かが仕組まなきゃ勝手に起きるわけない事だ。
そして…もし一連の出来事の犯人が同じなら、貴久の言う通り斎藤には不可能という事になる。
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- 2009/07/20(月) 21:07:56|
- 恋は雨とともに 第71話~第80話 第74話|
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