???「さくら、大丈夫か?」
私の顔を覗き込む。
顔を見たらもう私は、呼吸の仕方を忘れた様に上手く息が吸えなくなる。
雅「あの、私この病院の医師をしております、桐生と言います。さくらちゃんの傷は大丈夫みたいですよ。跡は残らず、綺麗に消えると思います」
???「私は、さくらの兄の初基と申します。
…でも本当に良かった…女の子ですからね、傷が残ったらどうしようかと心配してましたが…良かったなぁ。さくら」
初基は私の頭を撫でる。
益々息が吸えない…私今までどうやって呼吸してた?
苦しくなって、たちくらみがして充っちによりかかる形になってしまった。
初「さくら」
雅「さくらちゃんも出血してましたからね、貧血かな?少しベッドに横になろうか。今要も寝てるからさ」
さ「…はい」
私は要のお姉さんに連れられて、さっきまで背中ごしにしていた病室に入ろうとした。
だけど、それを初基が止めた。
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- 2009/07/20(月) 19:17:54|
- 恋は雨とともに 第61話~第70話 第61話|
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