さ「…ここで大丈夫」
寮の近くに来て、送ってくれた設楽に言った。
朝早くに設楽に起こされた私。
今日は休みだけど、人気の無いうちにとりあえず俺の家から出た方が良いという設楽の気遣いから、私は設楽の家を出た。
碧「…そっか。もう寮近いもんね」
首のキスマークを隠すために、妹のストールまで貸してくれた。
さ「…ほんとに…色々ありがとう」
碧「さく」
???「さくら!!!」
私の名前を後ろから呼ぶ声。私は身体が一瞬にして氷りつき、ペアリングが入った鞄はドサッと落ちた。それでも、私は動けない。もちろん…振り向けもしなかった。
碧「…副…会長…」
要「何でお前がっ…?」
息を切らせながらそう言った要が、私の後ろに立ったのが分かった。
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- 2009/07/20(月) 21:17:58|
- 恋は雨とともに 第71話~第80話 第78話|
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