さ「ちょっと何してんのよ!!」
慌ててゴミ箱から取り出し、封筒をパンパンと軽く叩く。
衛「読まないんだから捨てたって良いだろ」
さ「阿保かぁ!手紙はねぇ、書いた人の気持ちがこもってるの!!
その気持ちを受け取ったんなら、責任持って読みなさいよ!それが最低限のマナーでしょうが!」
そう言って私は手紙を遠藤に差し出した。
でも遠藤は、手紙を見つめたまま動かない。
さ「あのね、遠藤が沙希を好きな気持ちと、この手紙書いた子が遠藤の事好きな気持ち、同じ重さなんだよ」
衛「同じ重さ…ね。お前ってやっぱ変わってんな。本田もだけど。あ、一応褒めてるから」
さ「…褒められてる気がしないんだけど」
衛「偉い偉ーい」
遠藤が私の頭をぐしゃぐしゃっと撫でた。
そして、その後に私の手から手紙を取った。
さ「絶対馬鹿にしてる…」
でも、遠藤が手紙を受け取ったからよしとするか…。
PR
- 2009/07/20(月) 21:01:58|
- 恋は雨とともに 第71話~第80話 第73話|
-
トラックバック(-) |
-
コメント(-)