さ「…あの…」
何だか渚先輩も愛も、顔が険しい気が…
愛「私がさっき登校してね…驚いた事があって、1番学校から近い渚先輩に来て貰ったの」
渚「まだ髪巻く前でさ、ストレートびっくりしたよね。ガン見してたもんね、私の頭」
さ「あ…すみません。てか愛が驚いた事って…?」
すると愛が大きなしわくちゃになった紙を、置いてあった後ろの棚から前の机に移した。
渚先輩が広げて私の方に向けた。
さ「なっ!!?」
紙には
『副会長・桐生要の彼女、東堂さくらは男好き』
と赤で書かれていた。その下には沢山の写真が貼られていて…
さ「何…これ」
愛「校舎の外の掲示板に貼られてたの。私剥がそうとしたんだけど、上が届かなくて…でも台を取りに行くにも、その間に誰かがこれ見たら大変だし…なんて悩んでたら電話した渚先輩と、仁先輩が来てくれて」
渚「いつも仁が朝来てくれるから…てかごめんね。見たらあったまきて、剥がしながらぐちゃぐちゃにしちゃったんだ」
だから紙がしわくちゃに…
でも、ぐちゃぐちゃにしてくれて良かった…その渚先輩の気持ちに今は支えられてる感じ。
じゃなきゃ立ってられない…
PR
- 2009/07/20(月) 21:06:13|
- 恋は雨とともに 第71話~第80話 第73話|
-
トラックバック(-) |
-
コメント(-)