衛「副会長、昔多川先輩と喧嘩して引き分けたらしいよ」
さ「え?」
あの元総長の英士先輩と?
…要が?
衛「その理由が噂では」
さ「ぁっダメ!……噂はなるべく聞きたくないんだ。要が話してくれたら…ちゃんと要から聞くよ」
幸「…そっか。それがさくららしくていいんじゃない?」
さ「…?」
衛「あーっ。本田デートとかしてくんねぇかなぁー」
ん?ちょっと待って…
さ「まさか沙希に変な事するつもり!?」
衛「しないって。ただ本田を知りたいだけ…」
知りたい―…
その言葉を私に言わないでよ
共感しちゃうじゃない…
碧「さくらにセッティングして貰えば?」
さ「無理無理っ;てか沙希部活あるし」
幸「でも明日から連休だし、テストあるから部活禁止だよ」
さ「幸 介 」
知ってるってば。
何であんたは一言余計なのよ…
衛「頼むよ。セッティングしてくれるだけで良いんだ。付き合えとか口添えは一切いらないから」
さ「でも……!」
…なによ!?
3人して捨て犬の様なウルンだ瞳で私を見ないで!!;
衛「頼む!」
さ「―…‥んもう、しょうがないなぁ‥話してみるだけだからね?沙希の返事は保証しな」
衛「マジ助かる!!サンキュー東堂」
遠藤の両手が私の両手を掴む。
さ「わかったから離せぃっ…沙希沙希‥っと。」
私は沙希宛にメールを作成。
さ「とりあえず、遊ぶの皆で良い?」
衛「ああ。つーか皆って?」
碧「俺ら?」
さ「しかいないでしょ!このメンツ、プラス沙希と玲菜」
幸「まじで!?」
隣に座っていた幸介がいきなり私の肩を掴んで、私の顔を見つめた。
さ「なっ何?!」
私はびっくりして携帯を落とす。
それを拾って私に渡してくれた設楽。
碧「ははーん。幸介君は帝さんが好きなのかなぁー?」
さ「はぁ!?嘘でしょ;…ねぇ幸す」
設楽から幸介に目を戻すと、幸介は照れていた。
さ「マジっすか…」
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- 2009/07/20(月) 17:07:33|
- 恋は雨とともに 第51話~第60話 第56話|
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