碧「あれ、もう話終わった?」
暫くして、設楽と遠藤が教室に入ってきた。
さ「あ…うん」
衛「お前よ、言ったろうが。終わったら連絡しろって」
さ「あ…ごめん」
2人が自分達の教科書やノートを仕舞うのを見て、疑問に思う。
さ「…勉強しないの?」
衛「ドアホ。もう帰る時間だっつーの」
え…帰る時間?
教室の時計を見ると、6時を過ぎていた。
さ「ごめん」
碧「何かあったの?運動部長と」
さ「…あ…ううん」
下を向きながら、私も教科書とノートを鞄に仕舞う。
衛「ったく…」
遠藤は私の頭をぐしゃぐしゃっと乱し、教室を出て行った。
さ「…ごめん」
遠藤の背中に謝り、まだ私の隣にいる設楽を見る。
碧「大丈夫?」
設楽は心配そうに私を見ながら、私の髪を手で直してくれた。
さ「ね…設楽。貴久先輩に…兄弟って…いる?」
双子ならきっと同じ中学だったろうから、なら私と違って設楽は附属中の事を良く知ってる。
だから設楽にさりげなく聞いてみた。
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- 2009/07/20(月) 22:39:13|
- 恋は雨とともに 第101話~第102話 第101話|
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